モンゴル人材理解について
こんにちは。サオマイジャパン株式会社です。
我々は、日本の企業に外国人材を紹介する事業を行っています。
今回は、日本で働く人が増えている、モンゴルについて文化や習慣をご紹介いたします。
モンゴル人材を受け入れるにあたり、どのようなことに気を付けたら良いのか、というポイントをご紹介します。
◆この記事を読むと分かること
・モンゴルの基本情報
・文化と習慣
・国民性
◆この記事は、こんな人に役立ちます
・モンゴル人材を採用したが、どのように接したらいいか分からない企業のご担当者様
・モンゴル人材を採用したいと考えている人
・モンゴルに行ってみたい方、文化や習慣に興味のある方
目次
- 文化と習慣について
- モンゴル人の特徴と考え方
引用:モンゴルと周辺国の地図
https://www.travel-zentech.jp/world/map/q073_map_mongolia.htm
広大な大地に広がるモンゴルは、厳しい気候と自然の豊かさを併せ持つ魅力的な国です。鉱物資源や牧畜産品など豊富な輸出品目を背景に、モンゴルの経済は着実に成長を遂げています。特に石炭や銅精鉱といった資源は、中国やロシア、日本といった主要貿易相手国との経済関係を深めています。しかし、モンゴルの気候は非常に厳しく、夏の暑さから冬の極寒まで、大きな気温差が国民の日常を試練に変えます。風が吹き荒れる春から、色鮮やかな秋まで、モンゴルの気候は多彩であり、その中に生きる人々のたくましさを感じさせます。モンゴルの独特な魅力を今一度探ってみませんか?
国名:モンゴル国
面積:156万平方キロメートル
人口:約350.5万人(2023年、モンゴル国家統計局統計)
労働力人口:約134万人(2022年、世界銀行統計)
平均年齢:28歳(2022年、世界銀行統計)
言語:モンゴル語
民族:モンゴル系(主要)、カザフ系、ドルボド系、バヤド系など
宗教:仏教(主要)、イスラム教、キリスト教、シャーマニズム
主要産業:鉱業、農業、軽工業(動物製品の加工など)、建設業
一人当たりGDP:4,764ドル(2022年、世界銀行統計)
在日モンゴル人:19,490人(2023年末、法務省統計)
就労ビザで働いている人数:約7,054人( 2023年末、法務省統計)
参考:外務省「モンゴル国基礎データ」 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/mongolia/data.html#section1
- 食文化について
モンゴルの特徴的な文化や習慣について、ご紹介します。
モンゴルの毎日の料理に欠かせない食材は「肉」です。羊肉が最もポピュラーで、皮をはいだ羊が丸ごと売られている光景もあります。モンゴルでは、紀元前から遊牧民国家が存在しており、現在も伝統的な生活を送っている人々が多くいます。モンゴル料理は遊牧民の暮らしに深く結びついており、放牧された家畜は味が濃く、塩だけでもおいしく感じられます。
- 9000年の歴史「モンゴル相撲」
日本の相撲に関する最古の資料は、古事記(712年)や日本書紀(720年)の中に見られる力くらべの神話や宿禰・蹶速の天覧勝負の伝説で、相撲の歴史は1,500年以上と考えられています。一方、モンゴル相撲の最古の資料はバヤンホンゴル県の洞窟壁画で、相撲を取る男性2人と周囲の群衆が描かれており、紀元前7,000年の新石器時代に遡ります。これにより、モンゴル相撲には9,000年の歴史があるとされています。
参考:Berkeley house 「日本人が知らないモンゴル文化」 https://berkeleyhouse.co.jp/language/mongolian/mongolianknowledge/
https://zuv.mn/
- モンゴル人の特徴と考え方
- モンゴル人の特徴
1.負けず嫌いで勝負にこだわる:モンゴル人は歴史的に勝負を重んじる気質があり、特に男性はこの傾向が強いとされています。
2.温厚で親切:基本的に温厚な性格で、困っている人を見かけると全力で助けようとする優しさを持っています。
3.時間にルーズな一面:遊牧民生活の影響からか、時間厳守の概念が薄く、遅刻やドタキャンが日常茶飯事といわれています。
- モンゴル人の考え方
時間厳守の概念がない:集団行動や計画的行動が苦手な人が多く、時間 にルーズな傾向があります。
参考:グローバル採用ナビ 「モンゴル人を採用する時に知っておくべき事は?【特徴・考え方・注意点】」 https://global-saiyou.com/column/view/mongolian
採用時のメリット・デメリット
1.メリット:人当たりが良い:温厚でオープンな性格から、対人関係において良好な関係を築きやすいです。
2.デメリット:時間にルーズ:ビジネスシーンにおいて、時間厳守が求められる場面での遅刻や欠席が課題となる可能性があります。
採用成功のポイント:
1.文化的サポートの提供:日本のビジネス文化やコミュニケーションスタイルに関する教育やサポートを充実させることが重要です。
2.明確な目標設定:モンゴル人は目標達成への意欲が高いため、業務において明確な目標を設定することで能力を引き出しやすくなります。
注意点:
1.労働契約の明確化:労働条件や給与について、事前に明確な説明と交渉の機会を設けることが推奨されます。
2.採用時期の検討:モンゴルの学校年度は9月開始であるため、新卒採用の際は時期を考慮する必要があります。
- モンゴルに関する情報源
- おすすめ
1) Mongolian National News Agency (日本語対応)→モンゴルに関する経済、文化などの情報が記載されています。
(https://montsame.mn/jp/)
- その他一般情報
1) JICA モンゴル観光ガイド公式ページ(日本語)→ モンゴルの観光情報などについて発信されています。
2)在モンゴル日本国大使館Webサイト(日本語)
(https://www.jica.go.jp/overseas/mongolia/activities/visitor_guide/index.html)
→ 経済・政治・国際交流の情報が記載されています。
(https://www.mn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html)
3)出入国管理庁Webサイト(日本語)
→ 特定技能人材の受け入れなどについて記載されています。
(https://www.moj.go.jp/isa/applications/ssw/nyuukokukanri06_00106.html)
- 人材と接する上で大切なこと
これまで、インドネシアの文化や習慣についてご紹介しました。
事前に色々な事情や習慣を知っておくことも大事ですが、「最も大切なのは相手とコミュニケーションを取ること」です。
例えば、この資料をインドネシア人の方と一緒に読むことで、話のきっかけになり、相互理解も深まることでしょう。
コミュニケーションを取る習慣があれば、人材にとって良いこと・ダメなことを直接聞くことが出来ると思います。逆に、日本でやって良いこと・悪いことを伝える機会にもなると思います。
人材の皆さんは祖国を離れ、海外での仕事に日々奮闘しています。貴社の皆さまからの温かいサポートにより、慣れない日本での生活・仕事に徐々に自信を得ることと思います。
今回の内容を、是非ご活用いただければと思います。