キルギス人材理解について
こんにちは。サオマイジャパン株式会社です。
我々は、日本の企業に外国人材を紹介する事業を行っています。
今回は、日本で働く意欲を持つ人々が増えているキルギスについて、その文化や習慣をご紹介いたします。
キルギス人材を受け入れるにあたり、どのようなことに気を付けたら良いのか、というポイントをご紹介します。
◆この記事を読むと分かること
・キルギスの基本情報
・文化と習慣
・国民性
◆この記事は、こんな人に役立ちます
・キルギス人材を採用したが、どのように接したらいいか分からない企業のご担当者様
・キルギス人材を採用したいと考えている人
・キルギスに行ってみたい方、文化や習慣に興味のある方
目次
- 文化と習慣について
- キルギス人の特徴と考え方
引用:キルギスと周辺国の地図
https://www.travel-zentech.jp/world/map/q073_map_mongolia.htm
広大な山岳地帯と透き通る青い湖に囲まれたキルギスは、美しい自然と豊かな文化が魅力の国です。中央アジアの心臓部に位置し、古代シルクロードの歴史を色濃く残すキルギスは、現在でも牧畜や農業を基盤とした生活が息づいています。特にイシククル湖や天山山脈などの壮大な自然は、訪れる人々を魅了してやみません。一方で、厳しい気候が暮らしに影響を及ぼし、夏の暑さから冬の厳寒まで、自然と共存するたくましさが人々の日常に垣間見えます。キルギスの多彩な魅力を一緒に見つけてみませんか?
国名:キルギス共和国
面積:19万8,500平方キロメートル(日本の約半分)
人口:680万人(2024年、国連人口基金)
労働力人口:約300万人(2023年、世界銀行統計)
言語:キルギス語(国語)、ロシア語(公用語)
民族:キルギス系(77.8%)、ウズベク系(14.2%)、ロシア系(3.8%)(2024年、キルギス共和国統計委員会)
宗教:主としてイスラム教スンニ派
主要産業:農業・畜産業、鉱業(金採掘)
一人当たりGDP:1,843ドル(2023年、IMF推定値)
在日キルギス人:866人(2023年末、法務省統計)
参考:外務省「キルギス基礎データ」 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/kyrgyz/data.html\
キルギスの特徴的な文化や習慣について、ご紹介します。
- 食文化について
キルギスは多民族国家で、食文化が非常に豊かです。山間部では、羊飼いの文化が影響し、肉料理を中心にパンと少量のスパイスを使います。一方、南部やイシククル地域では、スパイスや米、麺を使った料理が多いです。パンとお茶は毎食に欠かせず、特に紅茶が人気で、ジャムやハチミツを入れることもあります。
- 固有の文化である「お茶」
キルギスでは、独自のお茶文化があり、特に紅茶が好まれます。ジャムやハチミツを入れて飲むことも一般的で、お茶を淹れるのは女性の役割です。お客には湯呑に半分だけ注ぐことで「ゆっくりしていってください」の意味を込める習慣があります。
- キルギスの白いはちみつ
キルギスに自生する300種類以上の花々から、はちみつが採取されます。中でも「キルギスの白いはちみつ」は、ミルクのような独特の白さを持ち、濃く清らかでクリーミーな風味が特徴。世界140カ国以上が参加した権威ある養蜂家とはちみつの世界大会で、最高峰の金賞を受賞しました。
参考:株式会社 エコチャージ ジャパン https://www.ecochargejapan.com/
- 生活においてのルール
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①チップについて
チップはあまり一般的ではなく、お金よりもおもてなしの心を大切にしています。ホテルでは枕銭を少し置く程度がよいでしょう。②年長者を敬う文化
年長者を敬う文化も強く、「バイケ」(男性)や「エジェ」(女性)といった敬称が使われます。
- 社会習慣
①車両優先の社会キルギスでは車両が優先されるため、道路を横断する際には十分な注意が必要です。信号が青でも、車の運転マナーが悪いことがあるため、常に周囲の安全を確認することが求められます。
- 宗教(イスラム教)
イスラム教の信条について
1)キルギスでは主としてイスラム教スンニ派75%ですが、多様な宗教の方がいます。
まずは相手の宗教を確認し、理解し合う姿勢が大切だと思います。
一般にイスラム教徒が義務としてなすべき行為5項目を「五行」といいます。
→信仰告白
イスラム教徒は「アッラーのほかに神はなし、ムハンマドは神の使徒なり」という意味の
アラビア語を口に出して言うべきだとされます。
入信を示す時や礼拝などで繰り返し唱えています。
→礼拝
原則として、1日に5回メッカ(聖地)の方向を向いて一定の所作を行なうことになっています。
礼拝の所作は、神を敬う姿を示しているともいわれます。
→喜捨
自分の財産の一部をイスラム共同体のために差し出すことです。
→巡礼
イスラム暦の巡礼(ズ・ル=ヒッジャ)月にメッカのカァバ神殿とその近郊を規則に従ってめぐります。
→斎戒(断食)
斎戒(サウム)とは、欲望をコントロールすべく、日中は断食をし、性的な行為も抑制することです。
ラマダン期間中の斎戒はイスラム教徒の義務であり、普段以上に良い振る舞いをすることが推奨されています。
- 企業側がイスラム教徒社員を迎え入れるときにできる支援
1) 礼拝時間や礼拝の場所について本人の意向を確認する。
2) 近くのモスクの場所を教える。
3)ハラル食品が手に入りやすい業務用食品スーパーや輸入食品取扱店の場所を教える。
4)会社の飲み会や食事を強制しない。
5)食べ物や飲み物について成分を知るためのサポートする。
今後、イスラム教徒の同僚やお客様と接する機会が増えていく可能性がある。
身構えすぎず、コミュニケーションを通して相手を理解する姿勢が大切です。
参考:サポネット 「知っておきたい「インドネシア人の宗教事情」お祈りや雇用の際に注意すべきことも解説」
https://global-saponet.mgl.mynavi.jp/culture/4023
明治大学 「イスラムの世界観」 https://www.isc.meiji.ac.jp/~tomyam/q&a03.html#:~:text
- キルギス人の特徴と考え方
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①高いコミュニケーション能力と自然な接し方キルギス人は、遊牧民のルーツを持ち、多様な人種や民族と接する機会が多かったため、コミュニケーション能力が高く、人見知りしない傾向があります。彼らは積極的すぎず、自然体で節度を持ちながら人と接するため、日本人とも仲良くなりやすい特徴を持っています。
②謙虚で協調性を重んじるキルギス人は自己主張を控え、柔らかい雰囲気を持つ謙虚な性格です。協調性を大切にし、集団行動が得意で、周囲との調和を重んじます。自己中心的に振る舞うことが少なく、他人の気持ちを考えながら行動するため、日本人の文化とも共通点が多く、打ち解けやすい性質です。
キルギス人材の採用メリット
- 優秀な若い人材を獲得できます
中小企業でも、大卒の新卒や若い正規社員を一般就労ビザで長期雇用することができ、将来の管理職候補としても期待できます。 - 成長の余地が大きいです
キルギスの人材は高い学習意欲を持ち、日本の慣習やビジネスマナーを学ぶ意欲も旺盛です。 - コストパフォーマンスの高い優秀な人材を採用できます
日本の新卒給与で満足する優秀な人材を採用でき、CADなどのスキルを持つ人材も多いです。 - 国外で働く意欲とガッツがあります
キルギスの人材は、グローバルなキャリアを目指し、積極的に海外就労に挑戦する姿勢があります。 - 多様性のあるチームを構成できます
文化や価値観の違いから、新しいアイデアや視点が生まれ、組織の多様性を向上させることができます。
注意点:
労働契約の明確化:労働条件や給与について、事前に明確な説明と交渉の機会を設けることが推奨されます。
参考:ASTAS https://www.astas.co.jp/kyrgyzstan_recruitment/
- キルギスに関する情報源
- おすすめ
1) AKIpress (英語対応)→キルギスに関する経済、文化などの情報が記載されています。
(https://akipress.com/)
- その他一般情報
1) JICA 海外での取り組みキルギス公式ページ(日本語)→ キルギスの国際協力情報などについて発信されています。
2)在キルギス日本国大使館Webサイト(日本語)
(https://www.jica.go.jp/overseas/kyrgyz/index.html)
→ 経済・政治・国際交流の情報が記載されています。(https://www.kg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html)
3)出入国管理庁Webサイト(日本語)
→ 特定技能人材の受け入れなどについて記載されています。
(https://www.moj.go.jp/isa/applications/ssw/10_00168.html)
- 人材と接する上で大切なこと
これまで、キルギスの文化や習慣についてお伝えしてきましたが、一番大切なのは「相手としっかりコミュニケーションを取ること」です。
例えば、この資料をキルギス人や他国の方々とも一緒に読んでいただくことで、会話のきっかけが生まれ、お互いの理解を深める機会となるでしょう。
コミュニケーションを重ねることで、人材の方から「これが良かった」「これが不安」といった声を直接聞くことができます。同時に、日本で仕事における期待について、自然に伝える場にもなるでしょう。
キルギスの方々は、祖国を離れて日本で新しい生活と仕事に挑戦しています。皆さまからの温かいサポートが、彼らが日本で自信を持って活躍するための大きな力となります。
今回の記事が、より良い関係を築く一助となれば幸いです。どうぞ引き続き、彼らを見守り支えていただけますようお願い申し上げます。