フィリピン人材理解について
こんにちは。サオマイジャパン株式会社です。
我々は、日本の企業に外国人材を紹介する事業を行っています。
今回は、日本で働く人が増えている、フィリピンについて文化や習慣をご紹介いたします。
フィリピン人材を受け入れるにあたり、どのようなことに気を付けたら良いのか、というポイントをご紹介します。
◆この記事を読むと分かること
・フィリピンの基本情報
・文化と習慣
・国民性
◆この記事は、こんな人に役立ちます
・フィリピン人材を採用したが、どのように接したらいいか分からない企業のご担当者様
・フィリピン人材を採用したいと考えている人
・フィリピンに行ってみたい方、文化や習慣に興味のある方
目次
- 文化と習慣について
- フィリピン人の特徴と考え方
引用:フィリピンと周辺国の地図
https://www.travel-zentech.jp/world/infomation/q040_map_philippine.htm
青い海と豊かな自然に囲まれたフィリピンは、熱帯特有の気候で、雨季と乾季がはっきりしているのが特徴です。
新鮮な海産物や豊富な農産物に加え、近年はITやBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)産業が成長し、経済の発展を支えています。
特に電子機器やサービス分野の輸出が盛んで、日本やアメリカ、中国との貿易関係も深まっています。
活気あふれる文化と、どんな環境でも前向きに暮らすフィリピンの人々の明るさは、この国の大きな魅力のひとつです。
そんなフィリピンの魅力を、改めて見つめてみましょう。
国名:フィリピン共和国
面積:29万8,170平方キロメートル(日本の約8割)
人口:約1億1,730万人(2023年、世界銀行統計)
労働力人口:約4,948万人(2023年、世界銀行統計)
平均年齢:26歳(2022年、世界銀行統計)
言語:タガログ語、英語、その他少数民族言語
民族:タガログ族、セブアノ族、イロカノ族、ビコラノ族など
宗教:キリスト教、イスラム教など
一人当たりGDP:3,725ドル(2023年、世界銀行統計)
在日フィリピン人:約332,293人(2024年6月、法務省統計)
就労ビザで働いている人数:約62,183人(2023年10月、法務省統計)
参考:外務省「フィリピン共和国基礎データ」 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/philippines/index.html
- 食文化について
フィリピンの特徴的な文化や習慣について、ご紹介します。
フィリピン料理は、先住民の伝統的な調理法に加え、スペインや中国の影響を受けた多様なスタイルが特徴です。
主食は日本と同じく米ですが、粘り気の少ないインディカ米が主に食べられています。
また、島国ならではの魚介類を活かした料理の豊富さも魅力です。新鮮なロブスターやカニほか、「魚の王様」と称されるハタ科の魚「ラプラプ」も有名で、シーフードの美味しさはフィリピン訪問時の醍醐味のひとつでしょう。さらに、肉料理も充実しており、特にチキンは専門店が数多くあるほど地元で人気です。マンゴーやバナナなどのトロピカルフルーツも種類が豊富で、フィリピンならではの食文化を堪能できます。
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絶対的なカトリック文化
フィリピンはアジアで唯一のカトリック国であり、国民の80%以上がカトリック信者です。
宗教を重んじるフィリピンでは、カトリックの教えが社会生活全般に深く根付いています。
フィリピンでカトリックが広まった背景には、16世紀初頭、探検家マゼランがセブ島に到着したことが挙げられます。
マゼランはスペイン軍と共にセブ島を訪れ、当時の女王を含む住民に洗礼を施しました。これをきっかけにカトリックはフィリピン全土へと広がり、
400年以上わたるカトリック信仰の歴史が築かれることになります。
一方で、日本ではカトリック信者が国民の1%にも満たないとされ、宗教観が大きく異なります。
参考:GLOLEACEBU https://gloleacebu.com/nationalcharacter_philippines/
- フィリピン人の特徴と考え方
1.親しみやすく明るい性格
フィリピンの方々はフレンドリーで親しみやすい性格を持ち、初対面の相手とも自然に打ち解けることができます。
明るくポジティブな姿勢で、周囲の雰囲気を和らげる存在です。
2.協力的でチームワークを重視
助け合いの精神が強く、職場では周囲と協力して物事を進めることを大切にします。
協調性が高く、チーム全体の成果を最優先に考え、円滑なコミュニケーションを心がけます。
3.家族を大切にする価値観
家族を最優先に考える文化が根付いており、労働者としても家族との時間や家庭生活を大切にします。
このため、家族を支えるために一生懸命働く意識が高い点が特徴です。
4.柔軟性と責任感のある姿勢
新しい環境や状況にも柔軟に適応できる能力を持っています。また、職場やコミュニティへの貢献を重要視し、
自分の役割を果たす責任感が強いです。このため、信頼される人材として期待されています。
参考:GLOLEACEBU https://gloleacebu.com/nationalcharacter_philippines/
- グローバルに活躍できるフィリピン人材の魅力
1.高い英語力
英語が公用語の一つであり、多くの人が幼少期から英語教育を受けています。
英語の会話、読み書きが得意で、国際的なビジネスシーンでのコミュニケーションに役立ちます。
2.柔軟な適応力
異なる文化や環境に対して柔軟に対応でき、新しい職場環境にも早く適応します。
多様性を受け入れる姿勢があり、職場の異文化理解を深めるうえで貢献します。
3.高い責任感と勤勉さ
仕事に対してまじめで、与えられた仕事をきちんとこなします。
目標達成に向けて努力を惜しまず、生産性向上やプロジェクト成功に貢献します。
4.国際的なコミュニケーション能力
英語力や文化理解力を活かし、海外の取引先や顧客とのやり取りを円滑に進めます。
誤解やミスを減らし、信頼関係の構築を支援します。
- フィリピン人材採用のポイントと注意点
1.文化や価値観の理解を深める
フィリピンは多文化が混在する国で、スペインやアメリカの影響を受けています。厳密な計画よりも状況に応じた行動が一般的です。
フレンドリーで積極的な自己表現をしつつも、遠回しな表現を使うことがあり、指示の伝達に誤解が生じる場合があります。
企業は、納期の重要性を明確に伝え、定期的なフィードバックを行い、相談しやすい環境を整えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができます。
2.ルールの明確化と説明で理解を促進する
時間管理や報告方法など、日本の労働規範を丁寧に説明し、理解を促します。
異文化によりコミュニケーションで誤解が生じる可能性があるため、定期的なミーティングやフィードバックセッションで相互理解を図る必要があります。
3.キャリアアップを支援する仕組みの整備
定期的な研修やスキルアップの機会を提供し、人材の成長をサポートしましょう。
昇進や昇給の基準を明確にすることで、人材は将来のキャリアプランを描きやすくなります。
さらに定期的にパフォーマンス評価行い、具体的なフィードバックを提供するとより効果的です。
4.労働者のモチベーション維持
労働者の意見や希望を定期的に聞き取る機会を設け、職場環境や待遇面での満足度を高めることで職場への定着率が向上します。
また、日本での生活に不慣れな人材に対しては、仕事面だけでなく生活面やサポートも必要になります。
具体的には、住居の確保や必要な情報提供、初期トレーニングなどを通じて、スムーズな職場適応を支援することが重要です。
フィリピンに関する情報源
おすすめ
1) 日本経済新聞 「フィリピン」のニュース一覧(日本語)
→フィリピンに関する経済、文化などの情報が記載されています。
(https://r.nikkei.com/regions/10095)
その他一般情報
1)在フィリピン日本国大使館Webサイト(日本語)
→ 経済・政治・国際交流の情報が記載されています。
(https://www.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html)
2)出入国管理庁Webサイト(日本語)
→ 特定技能人材の受け入れなどについて記載されています。
(https://www.moj.go.jp/isa/applications/ssw/nyuukokukanri06_00117.html)
3) JICA 海外での取り組みフィリピン公式ページ(日本語)
→フィリピンの国際協力情報などについて発信されています。
(https://www.jica.go.jp/overseas/philippine/index.html)
人材と接する上で大切なこと
これまで、フィリピンの文化や習慣についてご紹介しました。
事前に色々な事情や習慣を知っておくことも大事ですが、「最も大切なのは相手とコミュニケーションを取ること」です。
例えば、この資料をフィリピン人の方と一緒に読むことで、話のきっかけになり、相互理解も深まることでしょう。
コミュニケーションを取る習慣があれば、人材にとって良いこと・ダメなことを直接聞くことが出来ると思います。
逆に、日本でやって良いこと・悪いことを伝える機会にもなると思います。
人材の皆さんは祖国を離れ、海外での仕事に日々奮闘しています。貴社の皆さまからの温かいサポートにより、
慣れない日本での生活・仕事に徐々に自信を得ることと思います。
今回の内容を、是非ご活用いただければと思います。