「電気技術者奨学金制度」とは
人材不足が顕著である電気設備業界への入職促進と将来を担う人材確保のため、電気工事業界での就労を目指す優秀な留学生に、就職を前提とした奨学金貸与を行い、日本語習得、第二種電気工事土資格取得を支援します。
奨学生には「修学と就職の機会」を、企業には優秀な担い手を提供します。
優秀な奨学生を紹介
・電気技術者(施工管理職、CAD 技術職)を目指す留学生と企業様をマッチング
・卒業時「JLPT N2」および「第二種電気工事士(筆記・実技双方)」を取得予定
保証人付き奨学金貸与契約
・面接等の選考を経た優秀な留学生に対し、企業様から奨学金を貸与
企業様・奨学生双方を的確にサポート
・穴吹カレッジグループとサオマイジャパン株式会社が選考時から採用後までサポート
電気技術者奨学金制度 募集要項
2026年3月卒業予定の留学生に対する奨学金拠出企業を募集いたします。募集要項は、次の通りです。
奨学生採用にご興味のある企業様は、サオマイジャパンまでお問い合わせください。
奨学金概要
奨学金貸与額 | 60万円 |
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奨学金の種類 | 無利子貸与型(返済免除特約あり) |
貸付期間 | 2025年4月~2026年3月 (2025年4月・9月 各30万円、合計60万貸付) |
支払先 | 学校法人穴吹学園(授業料に充当される) |
奨学金受給基準 | 〇学歴基準 2025年1月(1年生後期)時点で、下記の要件を満たすこと。 ・講義出席率 95% ・JLPT N3 相当の日本語能力(JLPT N3、QUICK 3級) |
保証制度 | 人的保証(保証人を1名選任) |
返還方法 | 2026年4月 企業入社後から2年6ヶ月(30ヶ月)での定額返還。ただし、 同期間を常勤職員(社員)として勤務した場合は返済免除となる。 |
奨学生採用から入社までの流れ
- 企業の採用条件ヒアリング
求人票受領
奨学生採用ご希望企業(以下、「企業」)より、求人情報(人数、待遇、勤務地、求める人物像等)を
サオマイジャパンがヒアリングし、求人票を作成いたします。
2024年11月~ - マッチング
企業説明会開催(オンライン)
求人票をもとに、企業への入社に興味がある学生を募ります。
オンラインにて企業説明会を開催します。
企業・学生の相互理解の場となり、その後のミスマッチを防ぎます。
2025年1月~2月 - 選考(1~2回)
企業にて面接を実施いただきます。(オンライン若しくは対面)
2025年2月~3月 - 内定
内定者に向け、採用条件通知書を発行していただきます。
学生の内定承諾後、奨学金貸付のための契約手続きに進みます。
2025年3月下旬
- 奨学金貸付及び返還契約書 締結
保証人在籍確認面談
企業・奨学生間で契約書記載内容の理解に相違がないよう、契約書には奨学生の母国語併記を行い、しっか
りと説明した上で締結に臨みます。(契約書ひな形は、穴吹学園・サオマイジャパンよりご提供します)
奨学金貸与契約締結に当たり、奨学生には別途「身元保証人」(原則として、両親などの保護者)を指定し
てもらいます。万が一、奨学生からの奨学金回収不可となった場合は、身元保証人に債務が移ります。貸し
倒れリスクを低くするため、企業ご担当者・穴吹学園・サオマイジャパン同席のもと、身元保証人の存在確
認のため、身元保証人在住国とのオンライン面談を行います。
面談での通訳、契約書の翻訳が必要な場合はサオマイジャパンで手配いたします。(手配のためにかかった
費用は、企業にご負担いただきます)
2025年4月 - 奨学金お支払い(第1回)
人材紹介手数料お支払い(第1回)
穴吹学園宛に、第1回奨学金(30万円)をお支払いください。
サオマイジャパン宛に、第1回人材紹介手数料(25万円)をお支払いください。
2025年4月末 - 奨学金お支払い(第2回)
学校法人穴吹学園宛に、第2回奨学金(30万円)をお支払いください。
2025年9月末 - 入社準備
在留資格「留学」から「技術・人文知識・国際業務」への切り替えを行います。行政書士に手続きを依頼
する場合は、10万円程度の実費がかかります。サオマイジャパンからの行政書士のご紹介も可能です。
入社にあたり、寮などの提供がある場合には順次準備を開始します。
2025年12月頃~ - 入社
人材紹介手数料お支払い(第2回)
サオマイジャパン宛に、第2回人材紹介手数料(25万円)および資格別加算金をお支払いください。
2026年4月
在学中
- 在学中の様子について、穴吹学園から企業へ定期的にレポートいたします。
- 奨学生・企業の面談を定期的に実施します。
- 学習進捗の把握や、入社前のコミュニケーションの機会を醸成します。
- 奨学生の家庭の都合による緊急帰国時には、穴吹学園にて手続等の支援を行います。
- ご希望があれば、入社前の企業体験も可能です。
入社後
- 入社後は必要に応じて、穴吹学園・サオマイジャパンがトラブル対応等の支援を行
います。サポートにかかった費用等は企業のご負担となります。
グエン・ドゥック・ティンさん
隆電設工業株式会社・2年目
チームを元気にするムードメーカーです
ベトナム出身のティンさんは、7年前に来日して日本語を学んだのち、穴吹学園で電気・CAD を学びました。奨学金制度の学びが活きて、在学中に第二種電気工事士の資格を取得し、現在は隆電設工業(株)で活躍しています。
入社後もさらなる成長に向け、電気工事に関する材料や記号の種類、機械や道具の使い方などの勉強を怠らず、日本語能力試験 N2の合格を目標に日本語の勉強も続けています。
隆電設工業(株)の山内社長からは、常に学ぶ姿勢をもち成長し続ける姿は、入社後に周りの日本人社員に良い影響を与えており、頼もしい存在である、とコメントをいただいています。
万が一、留学生が奨学金拠出企業ではなく他社への就職を希望した場合は、どうするのでしょうか? |
原則として、奨学金を受給することは内定を受諾したことを指します。また、穴吹学園は、奨学金拠出企業への就労斡旋を「学校斡旋(専願)」
扱いとし、他企業への就職に対するサポートは行いません。
(既に自動車整備・介護部門にて奨学金制度を実施していますが、これまで奨学金拠出企業へ就職しなかった留学生はおりません)
ただし、学校のサポートなく独自で就職活動を行い、内定した場合、留学生が他社への就職を選ぶ可能性はあります。
万が一、留学生が他社への就職を希望した場合には、奨学金貸与契約書の内容に基づき返済の義務があります。
留学生のトラブルにより、本人から奨学金を回収できなくなった場合は、どのように回収するのでしょうか? |
奨学金貸与契約時に、「身元保証人」を定めます。留学生本人から奨学金を回収できない場合は、返済義務は身元保証人に移ります。
「身元保証人」について教えてください。 |
「身元保証人」には原則として、留学生の親や親族を指定します。保証人には、貸与契約内容について母国語で説明を行い、内容を理解いた
だいたうえで署名を行っていただきます。
保証人は、留学生出身国に居住しているケースがほとんどですので、居住地や申告内容に偽りがないか、穴吹学園・サオマイジャパン同席
のもと、企業ご担当者にて保証人の存在確認を行っていただきます。(オンライン)
貸し付けた奨学金を回収できない場合は、穴吹学園・サオマイジャパンは弁済してくれるのでしょうか? |
貸し付けた奨学金を回収できるよう、私どもはご支援をいたしますが、万が一回収不可能となった場合は、企業様負担となります。
卒業時に「JLPT N2、第二種電気工事士」を取得できなかった場合はどうなりますか? |
企業様にご判断いただきます。
学習で使用している CAD ソフトは何を使っていますか? |
JW CAD を使用して学習しています。